コラム

A4両面印刷「面付け」で作る、小冊子のススメ


 
こんにちは。WEB制作運営部のTTです。
 
私は写真が趣味で、社内の写真部に入っています。
カメラはPENTAXのK-50を使用しております。
 
突然ですが、「撮った写真をデータのまま眠らせておくのはもったいない」と思った経験はございませんか?
せっかく写真を撮ったのだから、アルバムでもなんでも、何かしら形に残したいところです。
 
そこでみなさんにオススメしたいのが、小冊子の作成です。
A4両面印刷で簡単に作成可能。やり方はたくさんありますが、今回はその1つをご紹介します。
 

「面付け」で小冊子を作ろう!

 

1.ページ構成を決めて、写真を配置

まずは写真を図面通りに配置する作業。
PhotoshopやIllustratorで以下の通りに見せたい写真を配置していきます。
 

 
数字がページ番号です。
これを両面印刷すると、1の裏に2、16の裏に15、8の裏に7、9の裏に10・・・というように配置されます。
1ページ目と16ページ目が、表紙と背表紙になるイメージです。
 
冊子の真ん中にあたる、8ページ目と9ページ目は開いても境目が出ないので、写真を見開きで大きく見せるなら構成を工夫をすると良いです。
 

2.印刷して切ってホッチキスでパチン!


 
写真を配置したら両面印刷します。
 

 
赤い線の位置を切ってください。
はさみだとスパッと切れないのでカッターで一気に切るのが断然綺麗。
 
それから半分に折って、ページが順番通りになるように重ねます。
折り目の位置をホチキスでパチン!と止めれば完成です!
 
 
データ作成・印刷・カット・仕上げまで手間はかかりますが、手作り感がすごくあるので手にした時は感慨もひとしおです。
 

 

 
私はこれを贔屓の美容室にサプライズ納品したところ、とっても喜んでもらえて増刷が決定しました(^^)
 

[参考]つまずきがちな失敗と解決方法

 
・数ピクセル単位のズレ
・天地違い、ページ構成違い
→印刷してみないとわからない部分が多いのでテスト印刷して要チェック。
 
・両面印刷の紙が分厚いとやたらかさばる
→厚さ0.20mm以下がオススメ。(私が使ったのはコレ→[KOKUYO 両面写真用紙 セミ光沢紙 厚さ0.19mm])
 
・厚みで中間ページがはみ出る
→はみ出た部分はカット。
 
・ホチキスが届かない
→穴の位置を決めて画鋲で開けます。ホチキスの針を手で入れました。
冊子の真ん中でも簡単に止められる「ホッチくる」など、便利グッズも売っています。
 
 


 

以上、いかがでしたか?
私はこの「面付け」という方法を、2月にパシフィコ横浜で開催された、CP+2017(カメラと写真の祭典)に参加した際に知りました。
 
EPSONのイベントスペースで鉄道写真家・中井精也さんのお話を聞いたのですが、そこでちょいネタとして面付けを紹介されていました。
セミナーが始まると 「僕は肖像権ないんでジャンジャン撮って載せて下さい」とおっしゃっていたのでスマホで一枚。
 

 
中井さんが撮る写真は、ただ鉄道を撮るのではなく、自然に電車を構図に入れるセンスが素晴らしいです。“部屋に飾っても鉄道オタクに見えない写真”がとても魅力的です。
 
ちなみにメインでお話しされていたのはEPSONの持ち運びできる小型プリンターの話で、それもかなり興味深かったです。中井さんが実際に写真を撮る際、地主に許可を得て写真を撮ったらその場で印刷し、プレゼントしたらとっても喜んでもらえたそうです。
 
少々話がそれましたが、いかがでしたでしょうか?
みなさまも、ぜひ「面付け」でオリジナル小冊子を作ってみてください。




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