小学生のプログラミング必修化について調べてみた
こんにちは、広報部の乙亥です。
20年後、AIが人に代わって仕事をすることが増えてくると予想されています。
それに備えるかのように、2020年度から小学校でプログラミングが必修になることを、文部科学省が発表しています。
でも、具体的にどういうことをして、何を学ぶのかよくわからないですよね。
今回は小学生のプログラミング必修に関して調べてみましたのでお伝えしたいと思います。
必修化の目的
2020年から導入されるプログラミングは、「コンピュータが正確に動く為には何が必要なのか」「エラーの原因は何なのか、どうすれば解消することが出来るのか」といった事を重点的に行う事で、小学生のうちから「自ら考えて創造する力」「プログラミング的思考」を身に着けようというのが目的となっているそうです。
プログラミングには「イメージする力」と「それを形にする力」が必要になります。
その際に大切になるのが「プログラミング的思考」なのですが、「プログラミング的思考」とは、
「自分がイメージする一連の活動を実現するために、必要になる動きを一つ一つ考えて組み合わせていき、組み合わせていく中でどのようにすればイメージした事へ近づくことができるのか論理的に考える力」です。
その力を小学生から学ぶことで、20年後の社会で適応することができるのではないでしょうか。
具体的にどういうことをするのか
プログラミングと聞くと、プログラミング言語をパソコンに打ち込んでいく事を連想しますが、そういったことはしないそうです。
授業の時間も特別に教科を作るわけではなく、数学・理科・総合学習の時間を使って授業することになっています。
授業内容や授業時間は各学校が決めることになっていて、どれだけ扱うかは学校次第になります。
なので、PCやタブレットを使用して授業をする学校もあれば使用しない学校もあります。
明確に何をするということは決まっていない為、学校の判断に委ねています。
その為、教員の負担が大きいように感じます。
小学生のプログラミング教育ソフト
Scratch(スクラッチ)
とても有名な言語の一つ、「Scratch」です。
日本語にも対応していて、小学生向けのプログラミング教室でも使われています。
指示をドラッグ&ドロップで簡単な操作で行うことができます。
遊び感覚で触れることができるのも魅力の一つです。
Scratch(スクラッチ)
https://scratch.mit.edu/
MOONBlock(ムーンブロック)
国内で作られた「MOONBlock」です。
「Scratch」と同じく指示をドラッグ&ドロップで操作することができます。
見た目はゲーム画面のようで指示が項目ごとに分かれているので小学生でも扱いやすい作りになっています。
JavaScriptのコードをすぐに見ることも可能になっています。
MOONBlock(ムーンブロック)
http://www.moonblock.jp/docs/
Minecraft(マインクラフト)
皆様も一度は耳にしたことがあるであろう「Minecraft」です。
小学生の中でとても人気があるゲームソフトですが、ゲーム自体のテーマは「自由」です。
建物を建築したり、回路信号を学ぶことも可能です。
「創造力」と「想像力」を学ぶにはとてもいいゲームソフトで、小学生の柔軟な発想で自分の好きな事ができるのが魅力となっています。
Minecraft(マインクラフト)
https://minecraft.net/ja-jp/
そんなこんなで、いかがでしたでしょうか!
2020年まで後2年と迫っています。
最初のうちは試験的な試みとなるかもしれませんが、20年後、30年後には当たり前の状態になっているかもしれませんね。